目指す先は世界へ。厳しくも優しく叔父が教えてくれた産廃事業|合同会社LIVISTA 設楽一生さん

兄弟で会社を立ち上げ、埼玉県深谷市に拠点を構える合同会社LIVISTAの設楽一生様。その背景には日本国内ではなく、世界へ繋ぐ想いと、過去の思い出がありました
2021/05/21

叔父の会社で学んだ産廃業


−−御社の事業内容を教えてください

産廃回収と処分をメインにおこなっています。また残置物の撤去もやっていまして、家や倉庫、会社に残された物を全部撤去したりしてます。

個人宅だと生前整理や、遺品整理とかもやっていますね。

不動産会社や管理会社からの依頼が多いですが、機材とか必要なスキルとかはある程度共通しているので、不動産会社や管理会社以外の依頼にも幅広く対応しています。


−−兄弟で会社を立ち上げられたのですね

そうなんです。子供の頃から、いつか弟と2人で自分たちの会社を作ってみたいと心の中で思っていたんですよ。

卒業後は知識も経験もないので叔父が経営している会社に就職したんです。

そこでは10年以上営業職と管理職として法律や技術的なこと、そして社会的な常識などをを、厳しくも優しく教えていただきました。

たくさん学ばせていただいたので、感謝の意味を込めて弟と一緒に立ち上げました。


−−前職と同じ事業なのですか?

産廃廃棄物の収集と処分は内容が違います。収集は運ぶ仕事なんですが、処分は処分する仕事なんです。

似たような事業ですが、運搬と処分では許認可資格が違うものとなっています。

一括りで産廃業とされがちですが、運搬と処分では微妙に事業が異なるため、間違えてご依頼される方もいます。ですが私たちは叔父の会社との強い繋がりがあるので、運搬から処分まで一元化してご対応することを実現致しました。

産廃業の立ち上げ


−−起業した際の苦労はありましたか?

一つ目は安定的な案件の取得。前の職場と似たようなことをやるので、お客様の確保には慎重でした。やはり前の職場にも失礼がないようにしますし、ノウハウだけで新規案件が獲得できる世界でもないので本当に苦労しました。

もう一つは運搬するトラックの確保です。産廃を運ぶとなると、容量があるトラックが必要なんです。またそれに伴う置き場。置き場はなんとかなったんですが、トラックを買うとなると、それなりの資金が必要になり、そこも苦労しましたね。


−−御社の強みを教えてください

産業廃棄物は主に建築業、ハウスメーカーさん、解体業者さん、不動産関係が主な取引先なんです。

我々は製造業とか、工場とかも対応が可能です。これまでの実績とノウハウに合わせて、機材、技術を持ち合わせているので様々なご案件にご対応可能です。

もし自社でわからないことがあっても、必ず最適な解決策はお客様に提案ができます。


−−選ばれている理由を教えてください

正直、金額部分でそこまで相場は変わらないんです。私たちもできるだけお客様の要望に答えようと、価格競争において可能な限り努力は致します。

ただ、こだわっているのは「姿勢」です。「ゴミだから」「ゴミを運ぶ仕事だから」として動いてはないんです。
私たちはサービス業なので、お客様への礼節を重んじています。お客様に対して、礼儀正しく、親身になって仕事を行うことをこだわりとしてます。

ありがたいことに、各企業様からそういった姿勢に対してご支持をいただいております。これに甘んじず、もっと私たちに任せていただける会社を作ろうと思っていますね。

「できないは言いたくない」産廃許可取得の思い


−−発注者は関東近辺が多いのでしょうか?

そうですね。収集運搬は各都道府県の許可が必要なんです。許可がないと業務をしてはいけないんです。現在私たちが取得している都道府県の許可書は「東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・群馬県」となっています。

会社立ち上げの際に、お客様からの依頼や営業した先で「エリア外なのでできません」は言いたくなかったんです。

後ろ指刺されることなく、許可証も見せて安心安全に対応することで、お客様が安心して取引できるようにしました。

それが会社としてあるべき姿だと思っています。


−−しっかりと土台作りをしていたんですね

そこは良し悪しだと思いますが、手早く事業を立ち上げてから許可の取得に当たる企業様もいます。

ただ私たちは少しでもお客様から安心してお任せ頂ける体制を整えて、事業を立ち上げました。

出だしは本当に慎重すぎるくらいかもしれませんが、事業を安定して継続出来る仕組み作りが自分たちでやれる最初の準備だと思い取り組んで参りました。


−−これから目指す先を教えてください

事業の拡大を目指しています。社員数を増やして、車両もどんどん増やしていきたいです。そのことで顧客満足度も上がりますし、お客様にとって利便性の高い会社が作れると感じております。

私たちはゴミをゴミと思わず、リサイクルにも力を入れております。タイなどの東南アジアの国に古家具や雑貨類など再利用出来る価値があるものを輸出しております。

企業様や個人のお客様から引き取らせていただいたご不要品を、リサイクルやリユース事業を通し、世界中の人々に送り、物と思いやりの心を届けています。

この機会に、新しい取引先とつながることができたら、より世界に貢献できると感じています。

さいごに

様々なお話を聞かせていただいた、合同会社LIVISTAの設楽一生様。最後に「私たちは産廃業をやっていますが、サービス業と一緒です。金額以上の価値を生み出すのが私たちのおこなっている事業です」とお話されていました。

合同会社LIVISTAさんにご興味がございましたら、下記の企業ページよりご連絡をお願いいたします。

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