強みの対応力は「地域の課題を解決したい」思いから|株式会社パイプライン 佐竹淳代表

給排水設備工事やリフォーム工事などを行う、株式会社パイプラインの佐竹淳代表。会社の魅力や仕事をするうえでのこだわりを伺いました。
2021/06/24

工事はもちろん、準備こそ丁寧におこなう


−−事業内容を教えていただけますか?

マンションの給排水設備工事や換気設備・消火設備などの工事をおこなっています。


ここ4~5年で、横のつながりができて、大手の会社さんからリフォームの仕事をいただくことも増えました。仕事をいただくなかで「これもできるよね」と話に挙がることが多くなり、手がけるようになりました。


−−元請さんの期待に応えるために、取り組んでいることはありますか?

うちの職人は真面目な人奴が多いです。みんな、現場に入る前にしっかりと準備をおこなっています。


改修工事をしていると、壁をあけたり床を剥いだりしてみないと本当の状態はわからないので、常にケースAからCくらいまで事前に想定しておくことが大事だと思います。


−−事前の準備を怠らないことが御社のポリシーなんですね。

ぼくがもともと現場で働いていて、準備が大事なのは身をもって感じていたんです。想定しているか否かで対応の速さが変わりますし。


実際に、うちの職人たちが図面を見ながら話している姿をよく見ます。元請さんやエンドユーザーさんとの信頼関係にもつながっているはずです。

最新技術もお客様への配慮も、すべては「対応力」


−−御社を設立した背景を教えてください。

16歳のときに、ぼくの親戚のおじさんがやっている水道関係の会社で働くことになり建設業界に携わりました。その会社では、父親も働いていました。


ぼくが21歳くらいのときに父親から「独立したいから一緒にやろう」と誘われて、パイプラインの前身である“佐竹設備”を、父親と一緒にスタートしました。


その後30歳のときに私が社長になって、33歳のときに「パイプライン」の名前で法人化したんです。


−−御社の強みは何ですか?

最近でいうと、配管の中にいれる内視鏡を使って、説得力のある提案ができることが強みです。


築年数が経っていると、配管自体が古くなっていたり錆びていたりするんですよね。口頭で「錆びています」と言ってもお客様はイメージしにくいと思うので、カメラをいれて映像や写真でお見せしています。


例えば映像を見せつつ「あと5年もちますよ」と現状をお伝えしたうえで、工事をどうするか決めています。「5年もたせるためにどうすればいいのか」、または「建て替えるか」の選択は、お客様のご意向次第ですからね。


もちろん内視鏡を専門でやっている業者さんはいらっしゃいます。弊社もはじめは専門の業者さんに頼んでいたのですが、お客様の負担が増えることに課題を感じていました。ぼくたちで内視鏡を使ってご説明しお客様のご要望を伺った方が早いだろうと。


−−課題に対する改善が早いですね。

たしかに、課題に対して改善していくことは意識しています。「ここはこうでなきゃいけない」と決まりをつくるのではなく、ある程度柔軟に対応しているというか。職人たちが柔軟に対応できるような体制をつくるのが、ぼくの役割ですね。


−−協力会社さんにも、対応力は求めていますか?

そうですね、施工能力は当然として、仕事に対する熱量と対応力があるかが大事ですね。


今、うちの会社が上がり調子でして、グーンと成長している会社と一緒に仕事をする機会って貴重だと思うんです。ぜひ一緒に、熱量高く取り組んでいただけたらと思います。


あと対応力を重視しているのは、「うちの会社はエンドユーザーさんと関わるから」というのが大きな理由でして。とくにリフォーム事業ですね。


例えば休憩中だからといって、周りを気にせずタバコを吸ったり、ジュースを飲んだりするのは違うと思いますし。「自分はここで仕事をさせてもらっているんだ」と思っている人は、うちが取引先として定着すると思います。

子どもの代まで、地域に頼られる会社に


−−佐竹社長ご自身が、大切にされていることはありますか?

現場第一であること。この思いだけは変わらずに持っています。


工事会社って、建物を建てたり配管を通したり、品物を納めてはじめてお金をいただく仕事ですよね。つまり、現場が進まないとお金にならないんです。


だからこそ、ぼくの仕事は「職人たちが現場でものづくりをしやすくするにはどうすればいいか」を考えて実行することを意識づけています。みんな熱量高く仕事をしてくれて嬉しいです。


−−今後、どのような会社にしていきたいですか?

今がよければいいわけではなくて、20年後、30年後と続く会社にしたいです。そのために、地域のみなさまのお役に立つ会社を目指しています。


設立当初はあまり強く思っていなかったんですが、自分に子どもができて、「困ったことがあればパイプラインに」と次の世代にも思ってもらいたいと考えるようになりました。


時の流れとともに、いつの間にか廃業してしまう会社さんがあり、「どこに行っちゃったんだろう」と思いますし、自分たちは地に足をつけて仕事をしたいなと、気が引き締まる思いにもなります。


長く続けていれば、若い子たちが「パイプラインで働きたい!」と思うかもしれないですし。雇用の確保においても、地域のためになったらいいですよね。

さいごに

最新技術からエンドユーザー様への配慮まで、柔軟に対応しながら急成長を続けている、株式会社パイプラインの佐竹淳代表。株式会社パイプラインにご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。


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