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【ツクリンク運営ブログ】言った言わないといったトラブルにならないために

いつもご利用ありがとうございます、ツクリンク運営の葛西と申します!一時期はずっと涼しかったこの夏でしたが、またこの数日暑くなってまいりました。体調を崩されないようお気を付けください。

さて、今回は運営に報告されたトラブルの内容から、こういった点に気を付けるとよいのではないかといったことを書いていきます。

本来、建設業のお仕事の受注発注(請負)には書面での契約が求められます。以前に比べれば書類の作成を意識するようになった方は増えてらっしゃいますが、まだ、口頭での了承だけでお仕事をやりとりされるケースがツクリンク内でも見受けられます。

ただ、当然ながら電話や面と向かってだけのお話だけですと、そのやりとりの記録は何も残りません。
建設業は昔より信頼関係を大事にしてきた業界ということもあり、なかなかこのような習慣が身に着かない部分もあるかとは思いますが、何か不測の事態があった際に、お互い合意した内容を証明するものがないと、困ってしまいます。

そこで、以下の点に気を付けていただくと、そういったトラブルを回避しやすくなります。
・お互いに合意した内容は、見積書、注文書、契約書などの書類にまとめ取り交わす
・合意後に内容の変更があった場合は、変更後の内容にて改めて書類を取り交わす

ただ、契約書にどのような内容を盛り込めばよいか良くわからないといった方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合、例えば弁護士事務所さんや国土交通省などが以下のようなひな形を公開してたりしていますので、ご参考にしていただければと思います。
http://www.daylight-law.jp/1415/1415009/
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000092.html

また、自らが現場に出ずっぱりだったり、現場を見ながら変更や打ち合わせなどがいろいろあったりすると、書面にまとめる時間が厳しいといった場合もあるかと思います。
そのような場合は、最低限メールやLINE、ツクリンクのメッセージなど記録が残る形で、追ってお互い合意内容を確認しあうことが大事です。(記録が残らない形で終わらない)

こういった書類の話になると、相手に信用していないのかと思われてしまいそうで気が引ける方もいらっしゃるかもしれませんが、大事な取引先だからこそ、変なところで問題にならないために、こういった書類の準備は必要なものと思います。

ツクリンク内でよいお取引が出来ることを願っております。

参考:建設業法令遵守ガイドライン(工事に必要なやりとりの内容が書かれています)
   契約書なしで建設工事?それ違法です!
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